社協だより No.238
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2 社協では、地域住民相互の主体的な参加のもと「ささえあい 地域でみまもる まちづくり」をすすめていくため、毎年5単位町内会(自治会)を『小地域福祉活動モデル地区』に指定しています。 モデル地区指定事業では、住民どうしの「見守り・ささえあいのしくみづくりや交流の場づくり」など、住民主体の福祉活動の必要性を社協が呼びかけ、地域の実情に合わせた実践活動に取り組んでいます。 今回は、第4期モデル地区、大野町内会(以下、町内会)の活動をご紹介します。 今年2月、町内会では、町内会3役、民生児童委員・協力員9人が集まり、これからの町内のあり方(福祉課題)について話し合いました。 そこでは、住民の高齢化が進む中、『誰もが年をとっても安心して暮らし続けられる町内づくり』を町内一体となって進めていく必要性を確認し合いました。そして、広く住民に協力を呼びかけ、町内会が主体となって、『ささえあいのしくみづくり』に取り組んでいくことになりました。第4期 小地域福祉活動モデル地区指定事業 (平成27年10月~29年3月)モデル地区活動の取り組み!モデル地区活動の取り組み! ◆これからの町内について考える! ◆これからの町内について考える! 取り組みを進める中で、最初に「協議の場」を設けていくことを決めました。 そこで町内会役員・民生児童委員・協力員、社会教育・福祉教育推進員、住民ボランティア計20人による『ささえあい連絡会』(以下、連絡会)を結成しました。 連絡会では、「高齢や身体に不自由があるため生活に困りごとを抱える人は、お気軽に町内会長に連絡ください」という町内回覧を作成し、住民に周知しました。また、直接相談しにくい人のために、集会所掲示板に『困りごと相談箱』を設置しました。 1ヵ月後、「身内が近くにいないため見守り・声かけをして欲しい」、「病気を患ってるので、急変時に助けて欲しい」、「障がいがあるので、災害時などに気にかけて欲しい」という6人(世帯)からの声がありました。 連絡会では、近隣に住むメンバーが個別に訪問し、詳細を確認した上で、見守りや生活支援方法について協議・共有しています。◆ 『大野ささえあい連絡会』の結成◆ 『大野ささえあい連絡会』の結成◆ ささえあいの輪の広がりをめざして !◆ ささえあいの輪の広がりをめざして !▲連絡会の様子▲困りごと相談箱▲連絡会のメンバー大野町内会850世帯(加古川町)① 課題を抱えた住民が連絡会に相談② 連絡会で協議調整③ 住民ボランティアがお手伝い困りごと相 談協議・支援調整生活支援活動①③②ささえあい連絡会住民ボランティア課題を抱える住民(見守り・手伝い)①~③の「しくみ」を町内に根付かせて、「ささえあいの輪の広がり」を進めようとしています。 住民の理解と参画を得て、「大野に住んでいて良かったね!」と言い合える、町内づくりをめざしています。 町内会では、住民が生活上に困りごとを抱えた時、気軽に声を出せる環境づくりに動きはじめました。
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