社協だより かこがわ No.274
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簑みの田た由ゆみ美さんからのメッセージ 私たちが暮らすまちには、多様な人たちが暮らしています。日々大切にしていることは、障がい者・健常者関係なく"知り合うこと"、"相手を想うこと"です。 健常者が障がい者に寄り添うばかりではなく、障がい者からも情報発信や、一緒に活動する機会をつくり、お互いが理解し合えるまちづくりをしていきたいと思います。^^▲簑田さん ホームページ 社協では、今回紹介した中・高生向けのプログラムや学校・地域への出前講座、障がい者による研修会のコーディネートも実施しています。ふくくんⒸかこちゃんⒸ▲使用している人工呼吸器を 説明する簑田さん 社協では、中・高校生を対象に障害理解を通して誰もが暮らしやすいまちづくりについて考えるプログラムを開催しました。 当日は、車いすユーザーの簑みの田た由ゆみ美さんより、ご自身の障害や障害特性の説明、社会から理解されにくいことによる生きづらさの実体験をお話しいただきました。 プログラム後半では、「動画で加古川のまちを知ろう」を実施。加古川駅周辺のまち歩き動画を見ながら、車いすユーザーが移動の際にどんな場面で困るのか、また、その際の声かけやサポートの大切さを学びました。参加者からは「誰もが暮らしやすいまちは、バリアフリーが進むだけでなく、そこに暮らす人がお互いに理解し合うことが大切なのだとわかりました。」との声が聞かれました。 全プログラム終了後も、簑田さんへ質問をする様子が見られ、理解を深めようとする姿が印象的でした。▲講演会の様子2 加古川市社会福祉協議会(以下、「社協」という。)では、障がい者に対する理解を促進し、誰もがお互いを尊重し合う、ささえあいの共生社会を目指しています。 今回は、障害者週間※にあわせて、社協の取り組みの一部を紹介します。※ 障害者週間とは、障がい者の自立と社会参加への意欲を高めるとともに、国民の障がい者への理解を深めるための運動をする期間です。福祉を学ぶプログラムを展開しています12月3日〜9日は、障害者週間です!障がい者理解を通してささえあいが広がるまちに

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