社協だより 加古川 No285
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1日に発生した能登半島地震においても、近畿地方の各社会福祉協議会を1つの組織とした「近畿ブロッ 社協では、大規模災害が発生したとき、全国組織と連携して支援活動を展開しています。令和6年1月ク府県・指定都市社会福祉協議会」から要請を受けて、4月30日~5月4日と6月1日~6月5日の各5日間、七尾市災害ボランティアセンター(以下、「災害VC」という。)へ運営支援者として本会職員を派遣しました。  今回は、災害VCでの職員の1日のスケジュールを紹介します。 被災から数カ月が経過していたにも関わらず、倒壊家屋がそのままである現状を目の当たりにしました。そのような中、住民のニーズに迅速かつ丁寧に対応するため、災害VCでは七尾市社協を中心に全国から派遣された社協職員、行政、NPO団体、企業ボランティアと何度も話し合いを重ねながら円滑なVC運営を進めてきました。 地域住民からは、「専門業者に連絡しても数カ月待ちと言われる中で、ボランティアに来てもらって助かった」という声を多くいただけたことは良かったです。 一方で定められた活動期間が5日間であったため、課題解決が不十分なまま次の派遣職員に引き継ぐことしかできなかったのは心残りではありますが、今後も被災地の復興に向けて加古川市社協ができる支援について考えていきたいと思います。派遣された本会職員5ふくくんⒸかこちゃんⒸ派遣職員の声~石川県七尾市ボランティアセンターへの職員派遣~7:158:00宿舎出発災害VC到着活動準備朝礼ボランティア受付・オリエンテーション昼食訪問先連絡現地調査開始終礼翌日の準備災害VCでの業務終了宿舎到着ミーティング8:309:0012:0013:0017:0018:3019:3020:3021:30令和6年 能登半島地震への支援派遣職員の1日のスケジュールオリエンテーションでは、集まったボランティアに注意事項を説明後、各班に分かれます。多いときは毎日100人以上が活動しました。現地調査では依頼者からニーズを聞き取り、ボランティア対応の可否を確認します。その後災害VCに戻り、ボランティアを調整します。

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