社協だより 加古川 No286
5/8

 主な業務としては、成年後見制度に関する相談や支援のほか、成年後見制度の出前講座などを行っています。 成年後見制度とは、判断能力の低下した人(以下、「本人」という。)の権利を守るために法律的に支援する制度です。平成12年から始まった制度ですが、まだまだ誤解があり、広報啓発が必要です。 本人の権利を守ることも大切ですが、本人ができることを制限しないよう日々悩みながら相談に対応しています。 一方で、成年後見人の大きな権限も、本人を詐欺の被害から守るためや、無計画な支出を防ぐ目的でもあるのですが、人の生活は千差万別であることから正解がありません。 そこで、私は、些細なことであっても、丁寧な相談支援を心がけたいと思っています。 「後見制度ってどんなもの?後見人は何をしてくれるの?」などといった相談でも、自分のこと、家族のこと、将来のこととして、早めに相談していただくことで、十分な備えに繋がります。 相談に来られる方は、今後の生活について不安に思われていることが少なくありません。当センターに相談することで、少しでも安心してもらえるようなセンターでありたいと思っています。【講師】あそびとお話しのデリバリードコデモ 榎11月から12月の期間で開催します。下記の電話または申込フォームからお申し込みいただけます。TEL:079(424)4318こんな仕事をしています成年後見制度とは…今後の備えを一緒に考えますふくくんⒸ 例えば、介護サービスを利用する支援はできますが、直接介護をすることはありません。日用品を購入する手配をすることはあっても、日用品を届ける義務はありませんし、身元保証や医療の同意はできません。 成年後見人の権限が大きすぎるために、本人が自分のお金を自由に使うなどといった当たり前の権利を制限する可能性もあります。万能な制度ではないこと気を付けていることセミナーのご案内終活ライフ人生ザブっと丸洗い ~明日から始める5つのコト~加古川市成年後見支援センター 山えのもとひでき本英樹さん 今回から社協の業務を皆さんにご紹介します。申込フォームやまうち内係長5かこちゃんⒸ〜加古川市成年後見支援センター業務〜社協の現場から

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る